奈良、大淀病院事件を考える2 [医療]
はじめに、お亡くなられた方、そしてご遺族の皆様方に深甚なる哀悼の意を捧げます。
2006 年 8 月 8 日、その事件は起こりました。
以前このブログにもこの事件のことを書きました。
http://blog.so-net.ne.jp/kyouteniiretamono/2006-10-25
ご遺族は、この事件の真実をお求めになろうと、2007 年 5 月 23 日、亡くなられた患者さんを最初に担当した奈良県大淀町、大淀町立病院の元産婦人科部長と大淀町を相手取り、損害賠償請求訴訟を起こされました。
さぞかし、家族の方は無念だろうと思います。
事件の詳細は、報道記事でしかわかりません。
しかし、子癇発作と脳出血の合併は、きわめてきびしい病状であったことはたしかです。
この民事訴訟は、誰かを救えるのでしょうか?
ご家族を悲しみから救えるのでしょうか?
真実、と言われるものが、医師の過失なし、というものであったとしても、
受け入れられるのでしょうか?
わたしは医師として、大淀病院産婦人科医の過失でこの患者さんが亡くなったのではない、ということを信じています。
以前にも書きましたが、同じ事を繰り返さないためには、医療システムを根本から立て直す必要があるのです。
国民ひとりひとりが、次は自分の番だと思うべきです。
いまの医療システムでは、誰におこってもおかしくない事件なのです。
so-netの方はミラーサイトで、メインはこちらです。
http://plaza.rakuten.co.jp/tinyant/
本日は私も大淀病院の産科医の支持表明をしています。
by Drbamboo (2007-06-25 07:52)
私も大淀病院産科医師を支持します。
by 脳外科見習い (2007-06-25 09:54)
私も大淀病院産科医師を支持します。
by いなか小児科医 (2007-06-25 17:43)
私も大淀病院産科医師を支持します。
by 元なんちゃって救急医 (2007-06-25 21:49)
私も協力します。
http://guideboard.blog.com/1877291/
by 道標主人 (2007-06-25 22:02)
私も大淀病院の元産科医の先生を支援します。
by Dr. I (2007-06-25 23:01)
pyonkichi先生、初めてお邪魔します。
すっかりひろがりましたね。
今後ともよろしくお願い致します。
by なな (2007-06-26 18:26)
私も大淀病院産科医師を支持します。
by freeanesthe (2007-06-26 23:35)
こんばんは。
医療関係者ではありませんが、
やるせない気持ちで一杯です。
>この民事訴訟は、誰かを救えるのでしょうか?
この点、私も同感です。
法曹を目指したものの、勉強が進むにつれ、
民事訴訟の場合は、正義の実現が目的では無い事を知り、
絶望的な気持ちになり、法曹になる事を辞めようかと悩んで居りました。
そんな時に、いつかコメントさせていただいた、
母が手術にてお世話になった先生のお姿を拝見し、
「詰まらない事で悩んでないで、
先生の様に、人の心に灯をともす人間になりたい!
早く一人前にならなければ。」
という思いに目覚め、再び法曹を目指す事になり、今に至ります。
どうか、くじけないでいただきたいです。
長文失礼致しました。
by ほわほわ (2007-06-27 22:00)
度々ご免下さいませ。
>民事訴訟の場合は、“正義の実現”が目的では無い事を知り、
は誤りです。
正しくは、“真実発見”でした。
失礼致しました。
by ほわほわ (2007-06-27 22:07)
みなさま、賛同のコメント、ありがとうございます。
みなさんのブログにトラバするのが精一杯であちこちに足跡はのこせていないのですが、、、。すみません。
by pyonkichi (2007-06-29 09:42)
ほわほわさま、コメントありがとうございます!
患者さんには信じられる医者が必要なように、
信じられる法曹の存在というのは、社会みんなにとって必要な存在だとおもいます。
ほわほわさんがひとの心を照らす法律家になられることを祈っています。ほわほわさんのような方が法曹になられることで、私たち医師も勇気づけられます。
by pyonkichi (2007-06-29 09:50)