SSブログ

大叔母さんの死 [ひとりごと]

わたしには、大事な大叔母さんがいた。
http://kyouteniiretamono.blog.so-net.ne.jp/2006-07-28

小さい頃からいつも無条件にかわいがってくれて、
洋服もいっぱい縫ってもらったし、買ってもらったし、
旅行にもつれていってもらって、美味しいものもいっぱい食べさせてもらった。

その大叔母さんが亡くなった。
87歳。
介護が必要になって、介護施設に入っていたのだけど、食事中にごはんをのどにつめたのだって。


わたしはアメリカにいて、
たまたまその一週間後学会で帰国予定にしていて、
でも、その日いそいでもお通夜もお葬式も間に合わなくて、

予定通り大叔母さんが亡くなって一週間後に帰国した。

大叔母さんには子どもがいなくて、ずっと特別にかわいがってもらっていて、最近は介護を引き受けていた、姪であるわたしの母が喪主となった。

わたしは帰国して、実家にかざってある大叔母の写真を拝んだ。

ほんとうにね、大叔母さんはわたしのことをずっとかわいがってくれた。
小さい頃の私の様子、いつもおなじ話をした。
きれいなカッコウをしてなさい、
おいしいものをたんとお食べ、
なんでもほしいものをいいなさい、

大叔母さんの顔が浮かんでくる。声が聞こえてくる。

大叔母さんからうけた愛情が、あふれてくる。

ひとに、こうやって無条件に愛情を注ぐ事。
亡くなるときに、こうやって思い出されるものなのか。

「わたしの人生はつくしてばっかりよ」

とよく言ってたね。


「でも楽しいからいいじゃない。お金なんて、生きている間にぱあっと使って、
何も残さないでばっと死んじゃうのよ」

とも言ってたね。

帰国したとき会えるのを楽しみにしていたのに。

もう、87歳なのに。
死んじゃっても仕方ない年なのに。
大叔母さんの死は私を泣かせます。

大叔母さんなくして、わたしの人生はなかったくらいお世話になりました。

もう、大叔母さんはいないのだ。


nice!(0)  コメント(2)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 2

ai

おっす。こんなこともあったんやね。
お悔やみ申し上げます。

無条件の愛。

きっと亡くなった、あなたの大叔母さんもあなたから受け取った無条件の愛を、亡くなる前に思い返していたに違いないよ。
by ai (2011-02-05 21:00) 

pyonkichi

ありがとう。

by pyonkichi (2011-02-08 07:42) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。