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Japanese Speech Contest [日常]

先日、ジャパニーズスピーチコンテスト、に行ってきました。
大学の日本語を学んでいる学生がスピーチコンテストを毎年していて、
その審査員になってくれと頼まれたのです。
日本語を学んで1年目、2年目、3年目、とクラスがあって、それぞれで優勝者を決めます。
審査員は日本人4人。
PI、研究者、臨床心理士、そして私。あら、結構日本人っていたのね。

で、アメリカの学生さん、むちゃくちゃきんちょーしまくり!!
顔を真っ赤にして、一生懸命話しています。
でも、とっても上手!!
もちろんささいな文法の間違いとかあるんだけど、
こんなに日本語を勉強しているアメリカの若者がいるのだと知って、感激しました。

日本のある大学と交換留学しているようで、
日本にいったことのある学生もちらほら。
日本で遠藤周作、吉本ばななの本を読んだ、というのには笑いました。

そのなかで、最後に特別スピーチがありました。
彼女は病気のため、コンテストという形で出場できなかったのですが、
話したいということで、最後にスピーチだけしに来たのです。
車いすにのって、自分はグリオブラストーマであること、
(悪性脳腫瘍のいちばん悪いやつです)
初めの症状がでてから、なかなか診断がつかず、やっと診断がついたときには、
手術適応がなく、放射線治療をしていること。
あとすこしの余命であること。

そういうことを、つたない日本語で話してくれました。
そして、がんのことについてしってもらいたいとパンフレットをたくさんおいていきました。

彼女と話したかったのですが、
スピーチが終わるとすぐ帰ってしまい、話すチャンスがありませんでした。

私たちは、優勝者の表彰のあと、
彼女のために祈りを捧げました。

いろんな意味で感銘深い夜でした。


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コメント 2

まつばら

へー そんなコンテストがあるんですか.
日本でも中高生は英語のやってますものね.

でも,グリブラの子はスゴイですね.
自分がそんな状態だったらコンテストにでる余裕はないでしょうね.
そこで,がんについて知ってもらいたいとパンフまで置いて.
やはり宗教(神様)のちからが大きいのでしょうか?
私もこんばんは彼女に祈りを捧げますね.
by まつばら (2007-03-25 22:52) 

pyonkichi

いやあ、宗教の力というより、アメリカって国はほんとにオープンなんだと思います。
自分ができることをやりたいだけなんじゃないかな。
by pyonkichi (2007-03-29 13:28) 

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