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正義はどこに? [医療]

大野病院事件の裁判の傍聴記録が、紫色の顔の友達を助けたいというブログで詳細に書かれています。臨場感ある記録です。ぜひいろんな方に読んでいただきたいと思います。

そして、この記事を通して、いろんなことを考えさせられました。

まずひとつは、冤罪のおそろしさ。自白を強要する警察の捜査の恐ろしさ。自分たちの理屈に合わない証拠を無視したり隠滅したり(?)ということが、実際行われているらしいこと。科学的、論理的思考が欠如しているのでは?。確か、つい最近、冤罪で服役が終わったあと、真犯人が現れたという事件の報道もあったかと思います。

もうひとつは、マスメディアの報道手段の卑劣さです。最近あるある大辞典の捏造問題が取り上げられていますが、あういうことはメディアの人間にとっては日常茶飯事なのだと推測されます。医療過誤をたたいておきならが、報道の間違いや捏造にはさっぱり反省をせず、自分たちは同じ過ちをくりかえし、おもしろければいいというだけの基準で報道し、報道したことで社会に与える影響を省みないその姿勢は、軽蔑に値します。

最近、「お父さんはやってない」「裁判官が日本を滅ぼす」と言う本を読みました。なんだか暗澹たる気持ちになりました。

警察は信じられない。無罪を主張すると、何日も勾留され自白を迫られる。魔女裁判のようです。

裁判官は、真実ではなく、法廷テクニックの結果を判定する。

報道は卑劣。

いったい正義はどこに?

最近、新小児科医のつぶやき、でJBMなるものを取り上げています。JBMとは、Judgement Based Medicineの略で、裁判の判決から考えると、医療はこうあるべきであった、というものです。こうやってみていくと、いかに裁判が医療のことを何も知らずに判決を下しているかがよくわかります。

原告となる患者さん、またはそのご家族の方が「真実をしりたい」というところから、判決は程遠いところにあるのです。

そして、間違った報道、冤罪による被告となったひとの被害。

今回の大野病院のK医師もある意味被害者です。

紫色の顔の友達を助けたい、のブログの管理人の方も、被害者です。

 

それでも紫色の顔の友達を助けたい、の管理人の方は正義を信じて戦っておられます。

どういう状況になろうとも、私たちは自分の正義を信じて戦うしかないのだと、思います。陰ながら、エールを送り続けたいと思います。

 

医療は崩壊しつつあり、

自分のこれからの身の振り方を真剣に考えます。

事態は多くの医師にとって、「ひたすら自分の正義を信じて、燃え尽きるまで働きまくる」という段階を超えてしまいました。いや、まだひたすら働きまくっている医師はたくさんいますが、、、、。

「長期的に、自分の正義を守るためにはどう動くべきか」を考えなければならないと思います。


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